実印(印鑑証明)用意して欲しいと頼まれたが判断が分からず問い合わせが多い件

これまでは年に数件だったお問い合わせが先月あたりから急に電話問い合わせやメールにて「実印の用途や使用方法」についてお尋ねいただくケースがあります。
ひとまずお話を伺い分かる範囲内お返事いたしますが中にはテレホン相談?にも感じる例がああったのでご紹介いたします。

1)勤め人だった夫が会社を辞めて個人事業を始めるに当たり私(妻)の印鑑証明を用意して。と頼まれた。

1のケースは印鑑証明を複数用意して欲しい旨ご主人より頼まれた事やある企業のフランチャイズーとして個人事業主になる事も理由の一つと伺いました。

フランチャイズ契約を結ぶ際に実印(印鑑証明)は普通必要です。契約書の調印時に間違いなく本人が署名と押印をした証明に必要です。(印鑑証明は役所において本人かどうか住民票と照らし住民票に紐づく形で登録された印をご本人の物ですと証明している証です)今回のケースは将来に渡り契約内容をめぐりもしも争いが発生したときに「私は契約に調印した記憶がない」というような言い逃れ防止するためにも先方は必要となります。

2)実の姉が両親の死亡をきっかけに自宅を更地にしてマンションを建設するに当たり私(妹)にも印鑑証明を用意して欲しい。と頼まれた。

2の場合はマンション建設や家族のトラブルの予感もします。お近くの弁護士さんにお尋ねされたらいかがでしょうか。

3)勤めていた会社の役員に就任することに当たり社長から印鑑証明を用意して欲しい。と頼まれた。

3の場合も会社組織の役員としての責任を担ってもらうため本人確認としての書類に「印鑑証明書」が必要となります。これだけ責任がある役職に就く責務ですね。

探してみると無料法律相談は各地にあるそうです。トラブルでお困りなら、まずお電話をされることオススメします。下記にリンクを書いておきます。
日本司法支援センター法テラス

出来る限りはんこの事にはお答えいたします。あとは金沢の街の事も回答できると思います。