象形文字、ロゼッタストーンの謎をはんこ屋的に解説。−文字の歴史−
こんにちは、五代目です。
さて、久しぶりに「文字」について歴史を振り返ってみたいと思い書きます。
現在、常用漢字や日ごろ使われている漢字(文字)は
人類が、きわめて単純な生活をおくっていた頃
(朝、明るく目が覚めれば起きて空腹になれば果実や魚を食べていた)そんな時代に人々は
口伝えにしか出来事を語り継がれていませんでした。
しかし、形のない言葉はいづれ忘れて真実を正確には残すことができない。
そこで、言葉を記録する方法を考えたのが文字の始まり初めは極めて単純な物の形を描いた
ものが最初(それが象形文字)そこから漢字になるには象形文字から、指示文字へと変化。
★象形文字とは
日・月のように、形を描いて簡略化した絵文字のことを言います。
★指示文字は
形では表しにくい物を抽象的な約束を元に描く文字
例えば一、二、三や 盆(一)の上に点(・)があるのが「上」と読む
「右」の字は、親指と中指、人差し指をヨコに出すそれに口( くち )を付けて
左手より物を取ったりするのに優秀だから。
「左」は逆に工 が入っていますが、これは工具を支える手だからという意味があります。
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それから、会意文字は意味の異なる字を組み合し一つの文字を作る
例: 口と鳥で=鳴 、木が3つ合さって=森
形音文字は言葉の音に合わせてあります。このようにいろいろな文字が登場し文字の発明が
文化に影響を与え急速に文化が発展していったようです。
中国における文字の発明は素晴らしいもので「秦の時代」から文字を作っていったのですから
スゴイ!中国の方は日本のように読めない字にはふりがなを付けたり代用できますがそれも無く、
全て漢字によって表現されています。
当然、日本での漢字文化は中国からの輸入品と考えて良いでしょうね。
(一部に日本によって作られた漢字も多くありますが)
「写真は大英博物館にあるロゼッタストーン」
私は実物をイギリスの大英博物館で見たんですが、かなり大きく厚みのある石で
キレイに字が刻まれていてビックリします。
長くなりましたが、文字・漢字の歴史を振り返ってみました。
金沢のはんこ屋-ツルミ印舗
五代目